転職は今の時代、ビジネスマンであれば誰もが一度は検討することでしょう。一方で、具体的に転職活動を始めようと考えた時に、どうやって情報を得ればいいのか、どういったサイト・ツールを参考にすればいいのか…がわからず不安になるケースは多いと言えます。
転職活動は基本的には今の職場に勤めつつ進めるのがベストですので、かなりバタバタしながら進めざるをを得ません。そんな時に、情報のキャッチアップに遅れて、最終t系に転職活動がうまくいかなかった…というのはあまりにも悲しいところ。この記事ではそんな転職活動における失敗を防ぐために、転職活動をスムーズに進め、成功させるための準備・情報収集の方法についてご紹介します。
目次
転職活動のステップ
まず、転職活動を進めるにあたっては、そのステップを知る必要があります。おおまかに、転職活動は下記のようなステップで進んでいきます。
- 転職準備(情報収集)
- 求人応募
- 面接
- 内定〜退職・入社
上記の各ステップでどのような情報の集め方が必要なのか、ご説明していきます。ただし先に一点だけお伝えしておくと、各サイト・各ツールを利用するのと並行して『転職エージェント』に関しては自分に合ったところを探しておくことが重要です。
転職エージェントのメリット
転職エージェントのメリットは、上記でご紹介した4つのステップ全てにおいてサポートしてくれるという点です。加えて、それらのサービスに費用は全くかからないので、転職検討者としては安心して利用することができます。
転職活動では、どうしても様々な情報に惑わされてしまい、どの情報を信じていいのかわからない時があります。そんな時の相談相手・壁打ち相手として転職エージェントはうまく活用していきましょう。ただし、転職エージェントも担当者によって質が変わる部分があるので、いくつかのエージェントの話を聞いてからメインのエージェントを決めていくと良いでしょう。下記記事もご参考に。
①転職準備をスムーズに進めるために
転職準備の段階では、転職に興味はあるけどまだ本格的には開始していない…という方が多いことと思います。そういった場合ですと、「自分が今後どんなキャリアステップを歩みたいのか」がまだ明確になっていない可能性があります。ですので、一般的な転職情報や基礎知識を身につけるとともに、自己分析を行う必要があると言えます。
業界分析：業界地図
引用：Amazon
業界知識を情報として確実にインプットするならば、「業界地図」と呼ばれる書籍が役にたちます。様々な業界の情報が網羅的に記載されているので、一冊持っておくと転職活動の要所要所で便利でしょう。
また、こういった網羅的に情報が記載されている書籍のメリットは、もともと意識していなかった業界についても知る機会が生まれることです。ちょっと時間が空いた時にでも、パラパラと志望業界以外についてもみてみるとよいでしょう。
業界分析：NOKIZAL
NOKIZALは、企業の決算情報や財務成績についてを調べられるサービスです。決算情報と言うと、なんだか難しそう…と思われる方もいるかもしれませんが、企業側としても今「決算書を読める」人材を非常に高く評価するトレンドにあり、選考にあたりしっかりと財務的な目線でも志望理由を語れると、高評価につながる可能性が高くなります。
登録不要かつ利用は基本的には無料ですが、帝国データバンクと連携した企業情報に関しては、閲覧するのに料金がかかります。1社600円かかるものの、かなり細かい企業情報まで見ることができるので、本当に志望している企業に関しては、そこまで見にいってもよいかもしれません。
自己分析：グッドポイント診断
自己分析ツールとしてオススメできるのは、リクナビNEXT上で無料で利用することのできる「グッドポイント診断」です。このツールは、設問に選択式で解答していくだけで自分の強みを明示してもらうことのできるサービスです。
無料とは思えないクオリティと、リクナビNEXT上でそのまま求人応募に利用することのできる点などから、転職検討者であればまずは使って見るのがオススメです。
②求人・応募をスムーズに進めるために
転職検討の初期段階を終え、実際に求人を探し始めたり、応募企業を見つけるにあたっての情報収集の手段、サービスについてご紹介します。
リクナビNEXT
転職サイトとしては、リクナビNEXTをまずチェックすれば問題ありません。先ほどご紹介したグッドポイント診断を利用するためにはリクナビNEXTへの登録が必要なので、合わせてチェックしてみるとよいでしょう。
ただし、リクナビNEXTは他の転職サイトに比べても求人数が多い一方で、転職市場における求人には「公開求人」と「非公開求人」とがあり、後者の数が非常に多くなっています。そんな非公開求人を知るためには、転職エージェントから紹介してもらう必要があるので、リクナビNEXTの利用はあくまで求人を探す初期段階、より深く求人への応募を検討する際には転職エージェントを頼ると良いでしょう。
ミイダス
ミイダスは、自分が今転職市場でどう評価されるのか？を知ることのできるアプリサービスです。自分と同じような業種・職種に勤めている人はどれくらいの給与をもらっているのか？を明示してくれるので、自分の転職市場における価値を知る上でも有用です。
インストール後の情報入力は全てタップによる選択で進みます。プロフィール・職務経歴・実務経験・語学/資格…の順で入力は進んでいきますが、それぞれで聞かれる内容は下記ご覧ください。入力の度に「類似ユーザー オファー年収実績」が更新されていくので、ちょっとドキドキです。
- 性別
- 生年月日
- 第一言語
- 住まいの都道府県
- 最終学歴
- 出身大学名
- 出身大学の学部
- 最終学歴の卒業年
- 離職経験(6ヶ月以上の離職経験のありなし
- これまでの経験社数
- 現在の就業状況
- 直近の会社の入社年月
- 現在・直近の就業先会社名
- 直近の会社の業種
- 直近の会社の従業員数
- 直近の会社の雇用形態
- 直近の会社の役職
- 直近の会社の年収
- 直近の会社での経験職種
- 取り扱い経験のある商材・サービス(BtoC、BtoB)
- 担当する顧客の業界
- 経験のある業務
- マネジメント経験
- 英語力
- Excelスキル
- 普通自動車免許
- 保有資格
上記の入力を終えると、「選考条件に合致した企業数」と「類似ユーザーオファー年収実績」が明示されます。僕の場合、自分の今の年収を150万円ほど上回る数字が出たので少しびっくりしました…笑 おそらく、経営企画の職種なので外銀・コンサルが類似ユーザーになるせいかな、と思います。
ここで、Facebookによる登録を行えば、上記の情報を元にして届く企業からのオファーについて確認するようになります。実際に求人を探し、本格的に応募を検討し始めた時に使ってみましょう。
キャリコネ
企業の求人を比較検討する中で、「年収」は大きなポイントになります。もちろん、各求人にも給与に関する情報は記載されていると思いますが、それだけでは今後どう昇給していくのか？などが不透明です。
そんな時にはVOKERSや転職会議、キャリコネといった「今企業に勤めている/勤めていた」方達によるクチコミが参考になります。その中でもキャリコネでは企業に勤めている方の「年収・給与明細」を見ることのできるコンテンツがあります。
転職を考える上では給与情報というのは非常に重要かつ気になる部分ですので、こういったサービスを通してチェックしておくと良いでしょう。
③転職面接をスムーズに進めるために
面接では一般的な知識というよりは、企業ごとに質問内容や必要とする人材要件が異なるため、一概に「このサイトに書いてある情報を参考にするとよい！」ということはできません。基本的には転職エージェントの担当者と相談しながら、模擬面接を行うなどして対策を行いましょう。
転職エージェントの面接時のメリット
転職エージェントの面接時のメリットとしては「細かい日程調整を代行してくれる」という点が挙げられます。
例えば
- 有給が取りづらい企業に勤めている
- 遠隔地への転職を検討している
といった方であれば、自分で面接日程を調整する手間はかなりのものです。こういった方であれば、転職エージェントを利用するメリットは非常に大きいと言えます。
転職面接で気をつけたいマナー・持ち物
ただし、転職面接で確実に守るべきマナーや持ち物に関しては、確実に知っておく必要があります。新卒時の就活で学んだマナー等々はすっかり忘れてしまった…という方は、ぜひ下記記事に目を通してみてください。
④内定〜退職・入社をスムーズに進めるために
無事内定を獲得したら、転職活動はほぼ終了したかのように感じますが、実際は入社・退社にまつわる様々な手続きが発生します。
細かい手続きは転職エージェントに相談しつつが良いと思いますが、今勤めている企業に退職の意思を伝え、書類の準備等実際の手続きを行うのは自分で進める必要があります。退職する会社に返すべきもの・転職先に送るべき書類については、下記の記事を参考にしてみてください。
まとめ
転職活動のステップごとに、どういった情報を集める必要があるかについて、ご紹介してきました。転職活動は通常数ヶ月以上かかるものですし、時には苦しいこともあることと思います。しかし、
