失業給付金とは
失業給付金需給対象者は?
ハローワークで手続きすれば、誰でも失業給付金をもらえるわけではなく、下記に該当してる失業者限定となります。
- 就職する意思と能力があること
- 求職活動をおこなっていること
- 過去2年間のうち、雇用保険の被保険者期間が12カ月以上あること
失業手当はあくまでも就職する意志と能力があるのに、なかなか職に就けない人を対象としているので、次のような場合は失業給付金の受給資格の対象ではないので注意が必要です。
金額はどのくらい?
給付額は、退職前に会社からもらっていた給料や、退職する日の年齢によって異なります。退職する前に支給されていた6カ月間の給料の総額がわかれば、1日あたりにもらえる失業手当の金額を求めることができます。
1.退職前より6カ月間の給料の総額を調べましょう
(残業手当・役職手当など各種手当込みでOKです。賞与はのぞいてください)
2.上記金額より、賃金日額を求めます
賃金日額(1日あたりの賃金)=退職前6カ月間の給料総額÷180日
3.賃金日額と離職時の年齢にもとづいて基本手当日額を求める
1日あたりにもらえる失業手当の金額(=基本手当日額)は、離職前6カ月間の給料から180日で割った金額(賃金日額)のおよそ80~45%の給付率で決められます。
基本手当日額は年齢区分ごとにその上限額が定められており、現在は次のとおりとなっています。
どうやて受け取るの?
退職後、まずは下記を手元に用意します。
①離職票
②雇用保険被保険者証
③マイナンバー確認書類
④身分証明書
⑤写真(2枚)
⑥印鑑
⑦本人名義の預金通帳またはキャッシュカード
1.ハローワークへ申請に行く
自分が辞めた会社の地域のハローワークへ行き、申請をします。失業保険をもらうためには何度かハローワークへ足を運ぶ必要があるので、申請時に流れの確認をしておきましょう。
2.雇用保険説明会参加
受給説明会へ参加し、失業認定を受ける資格を得ます。参加しなければ、受給できないのでハローワークへ行った初日にもらった求職申込書とハローワークカード、受給資格者のしおりを持っての受給説明会参加は必須となります。
参加したら、失業認定申告書と雇用保険受給資格証を受け取ることができますが、次項目を果たさなければ受給はできないので、注意しましょう。
3.待機期間
待機期間の7日間を過ぎるのを待ちます。7日間、本当に失業状態かどうか確認するための期間なので、アルバイトや手伝いなどの仕事は控えなければ失業とみなされないので気をつけましょう。
4.失業の認定
必要書類を提出しておかないと失業認定を受けることはできません。1.ハローワークへ申請に行くで流れなどを確認し、手続きさえきちんとしておけば、間違えることはないので、申請時がかなり肝心です。
5.受給する
受給中に気をつけることとしては、新しい仕事が見つかった場合、ハローワークへ報告する必要があることです。報告が遅れて不正受給になってしまったらそれだけペナルティを受けることがあるので注意しましょう。
転職を考え出したら・・・
転職を考え出したら、こういった給付金があることなども念頭に置いて、計画的に転職活動ができるようスケジュールを立てて行きましょう。
失業手当を受給できる期間や金額など様々なケースがあり、法改定も頻繁に行われていますので、自分の場合だとどうなるのかなどもハローワークへ尋ねてながら、転職活動を進めることをお勧めします。