新卒時はもちろん、転職活動時でも面接に行く際の服装や身だしなみについて、悩むことが多いと思います。「何を着て行けば印象が悪くならないのか?」と悩まれる方も多いでしょう。
服装や身だしなみは、最初の印象を与える上で非常に重要な役割を果たします。カジュアルな服装で面接に臨まれる方は少ないと思いますが、服装や身だしなみで失敗した経験のある人は多いはず。
本記事では、印象で損しないための服装や身だしなみについて、詳しくご紹介していきます。
目次
印象は最初の5秒が肝心?
「メラビアンの法則」を聞いたことがありますでしょうか?第一印象と検索すると、必ずと言っていいほど目にする有名な法則です。
メラビアンの法則とは、矛盾したメッセージが発せられたときの人の受けとめ方について、人の行動が他人にどのように影響を及ぼすかを判断するアルバート・メラビアンが行った実験についての俗流解釈である。
この中で、メラビアンが第一印象を決める大事なポイントを述べています。そのポイントが以下の2点。
- 3〜5秒で第一印象は決まる
- 「視覚情報55% 聴覚情報38% 言語情報7%」
第一印象は3〜5秒で決まる
「メラビアンの法則」では、第一印象が決まる時間は3〜5秒だとされています。見た目が全てではないとはいえ、初対面で相手の印象を感じる部分として、目から入ってくる情報=見た目が大事というのはたしかでしょう。
そのため、最初の5秒でいかに損をしないかが重要になってきます。
「視覚情報55% 聴覚情報38% 言語情報7%」
また、メラビアンの実験から「視覚情報55% 聴覚情報38% 言語情報7%」が、印象に影響を与える割合になると言われています。
ここで意識したいのが、「視覚情報55%」です。全体の半分以上の割合で、視覚=目から得られる情報をもとに印象が構成されているかということが示されています。
視覚情報の中には、「服装・身だしなみ」「表情」「姿勢」「しぐさ・態度」などがあります。この中で、「表情」「姿勢」「しぐさ・態度」は個々人の性格や癖などにも影響しますので、どれが正解とはなかなか難しい部分ではあります。一方で、「服装・身だしなみ」は誰もが気をつければクリアできる課題であり、ここでマイナスにならないように意識することが大事になります。
大前提として「清潔感」を意識しましょう
ここが一番意識すべきところかもしれません。
服装や身だしなみについて、これから男女別にお伝えしていきますが、大前提として「清潔感」を意識するようにしてください。服装や持ち物、色や形など全てにおいて「清潔感」がベースになります。ですので、ここを意識して進めてもらえればと思います。
服装・身だしなみマナー【男性編】
男性が面接時に気をつけたいポイントについて、「服装」「持ち物」「身だしなみ」に分けて記載します。
服装
名称 | ポイント |
スーツ |
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ワイシャツ |
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ネクタイ |
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アンダーウェア |
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ベルト |
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靴下 |
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靴 |
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持ち物
名称 | ポイント |
眼鏡 |
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時計 |
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鞄 |
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身だしなみ
名称 | ポイント |
髪の毛 |
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爪 |
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服装・身だしなみマナー【女性編】
女性が面接時に気をつけたいポイントについて、「服装」「持ち物」「身だしなみ」に分けて記載します。
服装
名称 | ポイント |
スーツ |
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ボトム |
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インナー |
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ベルト |
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ストッキング |
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靴 |
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ボトムとスカートについて「どちらが印象が良いのか?」という質問がよくありますが、評価上は特段違いはありません。
印象に関しては言えば、パンツスタイルだと「バリバリ働くキャリアウーマン」の印象が強く、スカートスタイルだと「優しくしなやかな女性らしさ」を印象として与えます。ですので、営業職希望や事務職希望など応募している企業によって使い分けるのも良いでしょう。
持ち物
名称 | ポイント |
眼鏡 |
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時計 |
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鞄 |
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アクセサリーに関しては、基本的には外して臨みましょう。指輪やブレスレット、ピアス、ネックレスなど、特段面接官に良い印象を与えるアイテムではないので、普段から使われている方は特に気をつけることをおすすめします。
身だしなみ
名称 | ポイント |
髪の毛 |
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メイク |
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爪 |
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服装・身だしなみマナー【共通編】
男女共通で気をつけたい部分として、夏の「クールビズ」と冬の「コート」があります。
「クールビズ」
夏場の暑い中、近年で主流になっているのが「クールビズスタイル」。ノージャケット、ノーネクタイ、半袖ポロシャツなど、かなりラフなビジネススタイルを推奨している企業も多いでしょう。
しかし、これはあくまで働いているビジネスマン向け。面接を控えた応募者がそのスタイルに乗るのは避けましょう。面接会場に入るまでジャケットを脱いだり、袖をまくったり、ネクタイを緩めたりする分には問題ありませんが、会場に入る前(最寄りの駅辺りから)にしっかりと身だしなみを整えてから臨むようにしましょう。
「コート」
コートについては、基本的にはビジネスに即したカジュアルコートをおすすめします。ダウンコートやジャンパーなど様々なアイテムがありますが、ここも無難に選ぶようにしましょう。また、基本的には受付など、入る前に脱ぐのがマナーになりますので、中に入っても脱いでいないという状況にならないように注意してください。
女性の場合、「タイツ」を履くこともあると思いますが、あまり印象が良くないかもしれません。厚手のストッキングなどで代替することをおすすめします。
まとめ
ここまで、服装や身だしなみについて、男女別に見てきました。少しずつ違いはあれど、基本的には「清潔感」を意識した内容になっていたかと思います。
メラビアンが示したように、人の印象は
- 最初の5秒
- 視覚情報が50%以上
で決まってくるので、ここで損をしない為にも、上記でお伝えした内容を意識して臨むようにしてみてください。意識することで見た目や行動にも違いが出てくるはずです。