「転職を考えているの・・・」
そう娘さんに相談を受けた、お父様に書いていただいた記事です。
新卒で2年間働いていた会社から、つい3か月前に転職し、希望の業界でイキイキと営業をしていたのでは・・・と思っていらっしゃったお父様のようですが、娘さんの悩んでいる姿を見て、同じような悩みをもつあなたへの応援を「父」なりに考えてみましたということで、6つのメッセージをエールとして送っていただきました。
目次
はじまり
「転職を考えている」という娘、今回2回目の転職になるので、最初の会社を辞めた内容も含めて聞いてみたら、転職前の「夢、希望」と合致していた会社に入ったのに、入社後の実態は最初の話とは異なる「会社の体質、文化(中身)、ブラックな人」が見えてきて思い悩んでいることが分かりました。 そんな娘と父の転職相談を一緒に聞いてくれませんか。
- 人間関係が無理
- 給料は以前より上がったが残業だらけ
- 能力以上の苦手分野を任せてくる
- だれも担当したがらない仕事をやらせてくる
- 自分の得意分野を任せてくれない
- 社長が社員に対して好き嫌いが激しすぎ
聞いた内容を簡単に纏めるとおおよそ6個の内容で、「ブラック企業に勤めていたの?」と思いました。会社の大小(規模)は多少関係ありますが、大手でも中小でも「ブラック」な面はあります。
これは受け取り側によっても変わりますし、事前に会社の評判など調べてもなかなか分からないので、希望先の会社に「つて」のある人に聞いたほうが良いです。つてが無い場合は転職支援サイト、なかでも先輩訪問的な、実際に働いている人とコンタクトが取れるところで確認したほうが良いです。
どのような会社にも自分とは合わない人がいます。せっかく良い会社に入っても、自分とはどうしても合わない人が居るだけで、ブラック企業に勤めてしまったように感じることもあります。転職の際はこういう
会社に隠れるブラックな人が居る点も注意しましょう。では順番に娘の話をひも解いてみます。
人間関係が無理だから会社に行きたくない
娘の最初の言葉がこの内容で所属グループのリーダーとうまくいかなかった様で、多分今回一番悩んでいる、ネックとなっている原因と思います。本来、社内人間関係を円滑にするのは、グループリーダーの役目で、しっかり纏めて欲しいところです。しかしその、リーダーとの人間関係がうまくいかず、つらい場合は更にその上位者に相談する、または同じようにつらさを感じている人同士で一度共有するのがいいです。部署によってはそれも難しい場合もありますが、一人で抱え込まずに、友達につらい状況であることを話しておきましょう。
この悩みは解決が難しいです、配属変更願いなども考えますが、好きな仕事をしているのに
配属変更を願うのも悔しいです。また仕事なので「仲良しグループだけでやる」という事にはなりませんし、実際にはどちらかが異動しないと解決できないのです。リアルな話として私の後輩で、いやな課長にいじめられた営業担当の女性がいました、その女性が本社に出張できた時「噂は聞いている、大丈夫か?」と話しかけたとたんに泣きながら訴えてきました。本当につらい事が良くわかったので、支店長に話をする事と総務人事課に話を通しておくことをすすめました。結果6か月後に転属となったのですが、その課長はその部署に残り、その女性が異動となりました。本人はそれでよかったと言いましたが、本当は転属前の営業職を継続したったという事でした。このような実情を見てきた父には娘のつらさが、良くわかりますので、どうしても我慢できない場合は、転職も解決策の一つなので応援します。
社内で人間関係の悩みを相談すると、「時間が解決してくれる」という事を言う人がいますが、
いやな時間が長引いて心を壊すような場合は無理せず、転職を考えましょう。
給料は以前より上がったが残業だらけ
これも難しい問題です。自身が楽しい状態であれば、多少の残業も気にしないかもしれませんが、だらだらした内容で、残業が慢性化している場合は気持ちも下がり、やる気も出てきません。
そもそも残業ありきの考えはブラックですし、慢性残業なんて仕事へのテンション上がりません。
もしそのような部署に配属させられていたら、自分がリーダーでなくても、率先して「効率を上げるスキル」を身につけ、それをチーム内に広げましょう。このような前向きな行動が取れれば、転職する際も、自分のやった実績として、PRできるので、まずは今の所属部署で試しておきましょう。
また、マンパワー不足で残業が慢性化している場合は、その仕事自体がビジネスとして成立していない場合もあるので、問題点と改善すべきポイントを探してみましょう。
能力以上の苦手分野を任せてくる
だれも担当したがらない仕事をやらせてくる
「能力以上の苦手分野を任せてくる」は会社として期待もあるのではないかと思いましたが、その次に「4.だれも担当したがらない仕事をやらせてくる」と言った話が続けて出てきたので、これは一つにまとめて考えてみました。
まず③の能力ですが、自分のレベルを伝えるには、「資格」を持っていることが一番わかりやすいと思います。娘はパソコンの資格とか、その他の国家資格など持っていないので、会社としてもチャレンジのために能力以上の仕事で勉強をさせたかったのか? とも考えられます。しかし人には得手不得手があるので、能力以上とか皆がやりたがらない担当仕事は、「そもそもなぜ、皆が担当したくないと思うのか?」を自分一人で考えるのではなく、上司、同僚など社内を巻き込んで情報共有しながら進めることでその仕事そのものを変えることもできます。昔し父も同じような経験があって、上司に相談したのですが「君の仕事はその担当だから」という一言で逃げて行きました、いまの時代では考えられないブラックな部署でした。
自分の得意分野を任せてくれない
これは娘よりその分野でのエキスパートがいたのではないか?と思いました。確かに得意分野をやれることは、楽しくやりがいもありますが、会社はより効率と結果を求めるところなので、自分の「得意」と期待されている結果が合っているかは分かりません。もう一度自分のパフォーマンスを見直し、得意を磨くまたは弱点を克服するなどのスキルアップを先ずはやってみましょう。
「能力」のところでお話しした資格も有効な手段と思います。会社によっては資格をとるための補助金がでる、合格すると手当など出すところもあるので自社の制度を調べて活用しましょう、取った資格は個人のスキルとして、転職先でも活かせます。
社長が社員への好き嫌いが激しすぎ
会社の規模問わず上下関係の中で多々あります。これは処世術、世渡り上手でいくか、またはもう考えない事にするほうが得策です。案外このような理由で転職することも、多々あると思いますが、しかしどこの会社も同じだと、多少割り切りましょう。大手企業ならば、部署変更など希望を出して「会社のいやな面を見ない部署に異動」もありですが父は嫌われた側の人間だったので、うまくアドバイスできません。ただ会社側に言いたいのは過度の好き嫌いはハラスメントを生みブラックへの一歩になるという事です。
このように話をおえ、娘は現状の「人間関係」「残業時間」「能力発揮」に納得がいかないため、「やりたいこと、趣味」など大切にする生き方を選び転職することを決意しました。
そして勤めながら転職登録する専門サイトで新しい仕事を探しながら進むようです。
最後に
転職を考える皆さん、なぜ転職をするのか、今の状況の中でまだやれることはないか?
一度見直してみましょう。そして転職を決めたら今度は、就職条件として、キャリアアップ、給料アップとあわせて、希望する就職先の社内雰囲気、会社文化も良く調べましょう。必要に応じて転職サイトの「支援」をもらうのも良いと思います。それぞれに合った自分の「転職」を、一生懸命調べたり、動いたり、将来をもう一度考えたりして希望をもって活動しましょう!転職を決意した娘たちを父は応援しています。そしてこの様な話をする父も実のところ6月に退職しているので、現在就職活動中です。頑張ります!
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