リクルートライフスタイルは、リクルートグループの中で「飲食・美容・旅行関連領域」のサービスを取り扱っている会社です。取り組んでいる事業規模の大きさ・成長できる環境・女性でも働きやすい環境ということで、新卒からも人気の高い企業です。
そんなリクルートライフスタイルへの転職を考えている方のために、同社の事業内容や社風、さらには中途採用の選考にあたって必要な情報をお伝えさせていただきます。
目次
リクルートライフスタイルの事業内容/サービス
リクルートライフスタイルは日々の生活にまつわる様々な事業・サービスを展開しています。
- ホットペッパーグルメ
- ホットペッパービューティー
- じゃらん
- Airレジ
飲食、美容、旅行といったカテゴリでいうと、業界トップクラスのポジションを確率したサービスばかりとなっています。上3つ(ホットペッパーグルメ・ホットペッパービューティー・じゃらん)に関しては自社で運営している集客メディアで、このメディアにクライアントに掲載してもらうことでマネタイズを行っています。
なので、業態としては「広告」が近いと思いますが、電通・博報堂といった「広告代理店」とは違い広告枠の仕入れというフローは発生しません 。
Airレジは飲食店向けのB2Bサービスなので、ご存知でない方もいるかもしれませんが、無料で使えるPOSレジシステムとして、今多くのお店で利用されています(カフェなどで、iPadによる会計をしたことがありませんか?それは恐らくAirレジのシステムを使っています)。
このサービスは単独でマネタイズは行わず、飲食店の業務改善に貢献するサービスですが、一方で業務に関わるデータを元に提案をできるようになる非常に大きな意味を持つサービスです。今後、よりこういったクライアントへの深い介在を元とした、より精緻な提案を行えるような機会が増えていくことを考えると、リクルートライフスタイルで取り組む仕事はとても面白くなってくるでしょう。
リクルートライフスタイルの評判・社風
リクルートライフスタイルは他のリクルートグループと同様に、非常にフラット・風通しの良い風土であることで有名です。VOKERSでの総合点も「4.33」点と非常に高く、「人材の長期育成」というポイント以外は非常に良い評価を社員から受けていることがわかります。
一方で、上述した通り「人材の長期育成」にはあまり適していないとされています。理由としては、若い年次のうちに成長を促す文化である一方で、そういった人材の卒業・新天地での活躍を応援する文化もあるため、年功序列の企業に比べると早期の退職が目立つからと言えます。
年功序列型の企業ではないため「ただ働き続ける」ことで評価されることは全くありません。半期ごとに各社員に「ミッション」が設定され、その達成度を定量・定性で査定した上で評価が決まります。常に新しいミッションを与えられ続けるので、決して楽ではないですがその分結果を残し続ければ早期に役職につくことも可能です。
リクルートライフスタイルの職種
リクルートライフスタイルで転職するにあたっては、その募集要項についてよく知っておく必要があります。というのも、中途採用で募集されているのは企画職・マーケティング職といった専門スキル(もしくは、その素養)が求められるものになっており、営業職の場合は「CV職」、つまり契約社員としての契約が多いため、希望の条件が得られない場合があります。
- 企画職
- マーケティング職
- データ職
リクルートライフスタイルの採用公式ページでも、募集があるのは上記3つのカテゴリの職種。
一方で、CV職のメリットとしてはあらかじめ契約年数が決まっていること。数年間の営業の経験を元に、別の仕事に挑戦するといった目的を持ってCV職に取り組んでいる方もリクルートライフスタイルには多くいらっしゃいます。営業を経験する機会として捉えるならば、営業職での転職は十分にオススメできます。
リクルートライフスタイルの年収
「カイシャの評判」によると、リクルートライフスタイルの平均年収は「550万」とあります。ただし、この金額は契約社員の給与も母数に含んでいるため、正社員のみに絞ると数字はもっと上がります。
リクルートライフスタイルの年収は「給与+賞与+インセン」で決まるため、年収を一概にいうことはできませんが、メンバーレベルであれば600~800万円、GMになるとだいたい1,000万円を超えてくる…くらいと言われています。
リクルートライフスタイルの選考
リクルートライフスタイルの選考で最も重視されているのは「面接」です。しかし、受験者の人柄や価値観、これまでの人生についてを深堀りした上で採用を決定するのでやや対策がしにくい部分があります。
基本的に前向きな成長志向を尊ぶ会社なので、働くことへネガティブな気持ちがあったり、とりあえず言われたことをやっていればいいや…という思考の方は、採用の芽は薄いと言って良いでしょう。
リクルートライフスタイルに入社するには?
リクルートグループ全体に当てはまることですが、リクルートライフスタイルは個人の成長に真摯に向き合ってくれる企業である一方で、そういった成長への意志がない方にとっては非常に馴染みにくい社風だと言えます。
その意味では、自分が今後どういうキャリアを描いてきたいのか、どういったことを実現したいのか…をきちんと言語化した上で、選考を受けるかどうかを決めた方がよいでしょう。いわゆる、自己分析の徹底ですね。
自己分析にあたっては、周りの友人や先輩との会話を通じてでもよいですし、転職エージェントをうまく利用する形でも良いでしょう。また、リクナビNEXT上のサービスである「グッドポイント診断」では自身の強みを5つ診断することができるので、自己分析にあたっての材料の一つとして、活用してみても良いと思います。
リクルートライフスタイルに限らずリクルートグループは自身の成長を志すためには、とても良い環境です。加えて、中途採用の積極的に行っている企業なので、若いうちに経験を積みたいと思いつつもくすぶっている方は、ぜひ選考に挑戦してみてはいかがでしょう?