印象は最初の5秒が肝心!転職面接時に気をつけたい服装・身だしなみ男女別マナー

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新卒時はもちろん、転職活動時でも面接に行く際の服装や身だしなみについて、悩むことが多いと思います。「何を着て行けば印象が悪くならないのか?」と悩まれる方も多いでしょう。

服装や身だしなみは、最初の印象を与える上で非常に重要な役割を果たします。カジュアルな服装で面接に臨まれる方は少ないと思いますが、服装や身だしなみで失敗した経験のある人は多いはず。

本記事では、印象で損しないための服装や身だしなみについて、詳しくご紹介していきます。

印象は最初の5秒が肝心?

「メラビアンの法則」を聞いたことがありますでしょうか?第一印象と検索すると、必ずと言っていいほど目にする有名な法則です。

メラビアンの法則とは、矛盾したメッセージが発せられたときの人の受けとめ方について、人の行動が他人にどのように影響を及ぼすかを判断するアルバート・メラビアンが行った実験についての俗流解釈である。

引用:Wikipedia『メラビアンの法則』

この中で、メラビアンが第一印象を決める大事なポイントを述べています。そのポイントが以下の2点。

第一印象を決めるポイント
  • 3〜5秒で第一印象は決まる
  • 「視覚情報55% 聴覚情報38% 言語情報7%」

第一印象は3〜5秒で決まる

「メラビアンの法則」では、第一印象が決まる時間は3〜5秒だとされています。見た目が全てではないとはいえ、初対面で相手の印象を感じる部分として、目から入ってくる情報=見た目が大事というのはたしかでしょう。

そのため、最初の5秒でいかに損をしないかが重要になってきます。

「視覚情報55% 聴覚情報38% 言語情報7%」

また、メラビアンの実験から「視覚情報55% 聴覚情報38% 言語情報7%」が、印象に影響を与える割合になると言われています。

ここで意識したいのが、「視覚情報55%」です。全体の半分以上の割合で、視覚=目から得られる情報をもとに印象が構成されているかということが示されています。

視覚情報の中には、「服装・身だしなみ」「表情」「姿勢」「しぐさ・態度」などがあります。この中で、「表情」「姿勢」「しぐさ・態度」は個々人の性格や癖などにも影響しますので、どれが正解とはなかなか難しい部分ではあります。一方で、「服装・身だしなみ」は誰もが気をつければクリアできる課題であり、ここでマイナスにならないように意識することが大事になります。

オオカミ先輩
表情などもずっと笑顔なら良いかと言うとそうではないし、不自然な表情だとかえって悪影響になりかねないので、難しいところ…

大前提として「清潔感」を意識しましょう

ここが一番意識すべきところかもしれません。

服装や身だしなみについて、これから男女別にお伝えしていきますが、大前提として「清潔感」を意識するようにしてください。服装や持ち物、色や形など全てにおいて「清潔感」がベースになります。ですので、ここを意識して進めてもらえればと思います。

服装・身だしなみマナー【男性編】

男性が面接時に気をつけたいポイントについて、「服装」「持ち物」「身だしなみ」に分けて記載します。

服装

名称 ポイント
スーツ
  • 黒やネイビー、濃いグレーなど基本的には濃い色を選ぶのがおすすめ。(ストライプなど目立ち柄や派手な色は避けるのが無難です)
  • サイズは自身に合ったものを選択。太すぎず細すぎず、あくまで体型に合ったものが良いでしょう。
  • しわや汚れが無いかは都度確認を。ある場合はクリーニングを行いましょう。
ワイシャツ
  • 基本的には白を選びましょう。
  • ボタンに色がついたものや柄物のワイシャツ、ボタンダウンなどは避けるのが無難です。
  • ワイシャツの袖は、ボタンをしっかりと留め、スーツから1cm程出るのが理想の形。
  • スーツ同様、しわや汚れが無いように要チェック。
ネクタイ
  • 派手すぎる色(原色等)は避けるべきですが、自身に合った色や企業のイメージカラーなどに合わせて選ぶのがおすすめ。
  • 柄はストライプやドット、無地などシンプルなデザインを心掛けましょう。
アンダーウェア
  • 基本的には白を選択。(ベージュや薄いグレーも選択肢としては有りだが、白色のワイシャツだと透けて見えるので基本的には色がおすすめ)
  • 夏場など、汗でワイシャツが身体に貼りついたりすると清潔感が損なわれますので、アンダーシャツの着用をおすすめします。
ベルト
  • シンプルなデザインを選びましょう。(派手なバックルや布地のようなものはNGです)
  • 素材は革素材が一般的です。
  • 色については、靴と合わせるのが無難かつお洒落にまとまります。
靴下
  • 黒やネイビー、濃いグレーなど基本的には濃い色を選ぶのがおすすめ。
  • 派手な柄はNG。
  • 長さはふくらはぎ程度のものであれば問題無し。(くるぶしソックスなどは控えましょう)
  • 基本的には黒一択です。(ブラウンも有りですが、業種によっては避けたいところもあるので、基本的には黒がおすすめ)
  • デザインはストレートチップやプレーントゥがおすすめ。(ウイングチップだと少しカジュアルな印象を与えるので注意)
  • 汚れやかかとのすり減り具合など、こまめにチェックしましょう。(靴を見る相手は非常に多いので要注意)

持ち物

名称 ポイント
眼鏡
  • シンプルかつ落ち着いた色合いがおすすめ。
  • コンタクトにするのも一つの手です。
時計
  • シンプルなデザインで、革ベルトやシルバーのものが無難。(文字盤の色もあまり派手にならず、ネイビー系などがおすすめ)
  • 身だしなみの印象なので、着用はするようにしましょう。
  • 黒系や濃いめのブラウンなど落ち着いた色にするのがおすすめ。
  • 大きさは、A4サイズの資料が入る程度。
  • トートバッグやリュックなどのカジュアルなものや、高級ブランド品などは避けましょう。
オオカミ先輩
鞄については、靴やベルトの色と合わせるのがおすすめ!統一感がありお洒落に着こなすことができます。

身だしなみ

名称 ポイント
髪の毛
  • 黒一択。(地毛などで無い限りは基本的にその他の選択肢はNG)
  • 長さは短めで、耳にかからない程度がおすすめ。(長髪、坊主はNG)
  • 整髪料もベタベタにせず、適度につけるようにしましょう。
  • 手先、指先は見える部分なので、短めにして綺麗に整えておきましょう。

服装・身だしなみマナー【女性編】

女性が面接時に気をつけたいポイントについて、「服装」「持ち物」「身だしなみ」に分けて記載します。

服装

名称 ポイント
スーツ
  • 黒やネイビー、濃いグレーなど基本的には濃い色を選ぶのがおすすめ。(ライトグレーやベージュなど明るい色も女性らしさが出ますが、無難なのは黒系)
  • サイズは自身に合ったものを選択。太すぎず細すぎず、あくまで体型に合ったものが良いでしょう。
  • しわや汚れが無いかは都度確認を。ある場合はクリーニングを行いましょう。
ボトム
  • カジュアルなものや、極端なスリットの入ったものは避けましょう。
  • ヒールの付け根よりも数ミリ下程度にパンツ丈を合わせると綺麗に見えておすすめです。
インナー
  • 基本的には白がおすすめ。(透けないように同系色のキャミソール等を着用しましょう)
  • シャツ、カットソーなどは問題無いが、フリルやレース等カジュアルなものは避けるのが無難。
ベルト
  • インナーを中に入れる際に着用しましょう。(必須ではありません)
  • シンプルなデザインで、色は靴や鞄と合わせるのがおすすめです。
ストッキング
  • 自然な肌色に近い無地を選ぶのがおすすめ。
  • 派手な色、柄物、黒系はあまり印象が良くないので避けましょう。
  • 黒のシンプルなパンプスがおすすめ。
  • ヒールは5cm程度でしっかりとした太めのものにしましょう。(ピンヒールやミュールなどは避けるのが無難です)
  • 汚れやかかとのすり減り具合など、こまめにチェックしましょう。(靴を見る相手は非常に多いので要注意)
補足
ボトムとスカートについて「どちらが印象が良いのか?」という質問がよくありますが、評価上は特段違いはありません

印象に関しては言えば、パンツスタイルだと「バリバリ働くキャリアウーマン」の印象が強く、スカートスタイルだと「優しくしなやかな女性らしさ」を印象として与えます。ですので、営業職希望や事務職希望など応募している企業によって使い分けるのも良いでしょう。

持ち物

名称 ポイント
眼鏡
  • シンプルかつ落ち着いた色合いがおすすめ。
  • コンタクトにするのも一つの手です。
時計
  • シンプルなデザインで、革ベルトやシルバーのものが無難。(文字盤の色もあまり派手にならず、ネイビー系などがおすすめ)
  • 身だしなみの印象なので、着用はするようにしましょう。
  • 黒系や濃いめのブラウンなど落ち着いた色にするのがおすすめ。
  • 大きさは、A4サイズの資料が入る程度。
  • トートバッグやリュックなどのカジュアルなものや、高級ブランド品などは避けましょう。
補足
アクセサリーに関しては、基本的には外して臨みましょう。指輪やブレスレット、ピアス、ネックレスなど、特段面接官に良い印象を与えるアイテムではないので、普段から使われている方は特に気をつけることをおすすめします。

身だしなみ

名称 ポイント
髪の毛
  • 黒や濃い目のブラウンが無難。(ブラウンも黒系に近い方がおすすめです)
  • 動きが気になる場合は、留めたり纏めたりすると良いでしょう。
メイク
  • ナチュラルかつ明るい印象を与えるようなメイクを心掛けましょう。
  • 派手な印象を与える色使いやメイクはNG。
  • 手先、指先は見える部分なので、短めにして綺麗に整えておきましょう。
  • ネイルは基本的には避けるのが無難です。

服装・身だしなみマナー【共通編】

男女共通で気をつけたい部分として、夏の「クールビズ」と冬の「コート」があります。

「クールビズ」

夏場の暑い中、近年で主流になっているのが「クールビズスタイル」。ノージャケット、ノーネクタイ、半袖ポロシャツなど、かなりラフなビジネススタイルを推奨している企業も多いでしょう。

しかし、これはあくまで働いているビジネスマン向け。面接を控えた応募者がそのスタイルに乗るのは避けましょう。面接会場に入るまでジャケットを脱いだり、袖をまくったり、ネクタイを緩めたりする分には問題ありませんが、会場に入る前(最寄りの駅辺りから)にしっかりと身だしなみを整えてから臨むようにしましょう。

「コート」

コートについては、基本的にはビジネスに即したカジュアルコートをおすすめします。ダウンコートやジャンパーなど様々なアイテムがありますが、ここも無難に選ぶようにしましょう。また、基本的には受付など、入る前に脱ぐのがマナーになりますので、中に入っても脱いでいないという状況にならないように注意してください。

補足
女性の場合、「タイツ」を履くこともあると思いますが、あまり印象が良くないかもしれません。厚手のストッキングなどで代替することをおすすめします。

まとめ

ここまで、服装や身だしなみについて、男女別に見てきました。少しずつ違いはあれど、基本的には「清潔感」を意識した内容になっていたかと思います。

メラビアンが示したように、人の印象は

  • 最初の5秒
  • 視覚情報が50%以上

で決まってくるので、ここで損をしない為にも、上記でお伝えした内容を意識して臨むようにしてみてください。意識することで見た目や行動にも違いが出てくるはずです。

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