飲料メーカーとして日本有数の規模を誇る『サントリー』。清涼飲料の展開でももちろん有名ですが、もっと有名なのはそのアルコール関連の製品の展開です。プレミアムモルツのようなビール製品、加えて「白州」「山崎」といった銘柄は世界的にも非常に高い人気を誇っています。
その知名度の高さから、新卒・中途採用市場におけるサントリーの人気の高さかなりのもの。ですので、サントリーへの転職を検討している方はしっかりと企業研究をした上で、選考対策を行う必要があります。この記事では、そんなサントリーに関する情報や口コミ、選考のポイントについてご紹介します。ぜひ、参考にしてみてください。
目次
サントリーの企業情報
サントリーホールディングスの事業内容は下記の通りとなります。ただし、グループ会社が312社(2017年12月31日現在)あるので、細かい事業の内容は各社ごとで違います。
- 創業 :1899年
- 所在地 :〒530-8203 大阪市北区堂島浜2-1-40
- 資本金 :700億
- 事業内容:グループ全体の経営戦略の策定・推進、およびコーポレート機能
- 従業員数:37,745人(2017年12月31日現在)
サントリーが創業したのは1899年、創業者である鳥井信治郎氏が大阪にて葡萄酒の製造販売をスタートしたところからその歴史は始まっています。この辺りのエピソードは2014年から2015年にかけて放送されていたNHKの朝ドラ「マッサン」を見ていた方であればよくご存知かもしませんね。
サントリーの事業内容・サービス
サントリーホールディングスとして手がけている事業内容は下記の通りとなります。
- 食品事業
- スピリッツ事業
- ビール事業
- ワイン事業
- 健康食品事業
- 外食・加食・花・サービス関連
事業内容としては幅広く展開していますが、よく知られているのは飲料系の事業です。例えば「プレミアムモルツ」などが有名なビール事業、「白州」「山崎」といった銘柄が有名なスピリッツ事業などが有名です。こういった商品を知っているからこそ、選考を受けてみよう…と考える方も多いでしょう。
「やってみなはれ」の精神を重視しており、取り組む仕事への当事者意識や責任感をしっかりと持つことが勤める人材には求められています。その意味では、とりあえず仕事・業務を淡々とこなすことを考えている方にとっては、スタンスの変化が求められるでしょう。
サントリーの年収・給与条件
サントリーホールディングスそのものは東証には上場していないため、四季報などで年収を確認することができません。ただ、一般的には平均年収1,000万円程度と言われています。飲料メーカーではキリンホールディングスなども高給で有名ですが、サントリーも同水準の高給となっています。
サントリーの福利厚生
サントリーは年収が高いことに加え、福利厚生も非常に充実しています。
- 健康保険、雇用保険、労災保険、厚生年金保険
- 法人会員施設、会員制福利厚生会社サービスの適用
- 独身寮、社宅、家賃補助など
高給の企業の中には社宅や家賃補助といった福利厚生がないことも多いのですが、サントリーにおいてはしっかりと揃っています。平均年収が高いと言っても、20代のうちなどはそれほど高くない場合もあります。そういうときに、こういった住宅関連の福利厚生は非常に助かります。
サントリーの口コミ・評判
サントリーの口コミ・評判について実際に見てみましょう。
ピッチは緩やかだが、毎年昇給があり、賞与は業績連動制を敷いているため、直近の業績を鑑みるとかなりの額を頂いている。福利厚生も充実している為、待遇に関しての不満は無い。
非常にポジティブな口コミ・評判が多く、働く上での諸条件と働きがい、ともに充実していることが見て取れます。また、上記に記載した最後の口コミある通り、女性の活躍も十分に期待できます。
サントリーの募集職種・求人
サントリーの公式HPでは、「外食コンサルタント」という契約社員の職種での募集しかありませんでした。新卒採用した人材を育成することがスタンダードの企業であるため、そもそもの中途採用での求人募集は多い方ではありません。
ただし、中途採用の求人には非公開のものも多く、ネット上で調べているだけではなかなか出てきません。非公開求人の多くは転職エージェントが持っていることが多いので、各エージェントにサントリーへの転職を考えていることを伝え、求人があるかを確認するのがよいでしょう。
サントリーへの転職を成功させるためのポイント
サントリーはここまで紹介してきた通り、働く上での給与・福利厚生といった条件が非常に良く、誰もが憧れる企業の一つと言えます。ですので、その転職難易度も非常に高くなります。そのため、細かい選考対策を考えていく上ではプロである転職エージェントに相談するのがベストです。ここからは、おすすめの転職エージェントをご紹介します。
リクルートエージェント
リクルートエージェントの特徴は、求人総数の多さがまず挙げられます。ネームバリューが強いので、転職検討者にとって安心感があるのはもちろんのこと、人材を探している企業側もリクルートに求人を預けたい…という考えになります。
リクルートグループはもともと求人領域から始まった会社なので、リクルートエージェントやリクルートキャリアのような人材領域には特に力を入れています。転職エージェントの転職検討者へのサポートも充実しているので、サントリーのように転職難易度の高い企業を受験する際には、頼りたいエージェントということができます。
doda
『doda』はパーソルキャリアという会社の運営する転職エージェントです。
職務経歴書や面接対策などの実践的な選考に関するアドバイス・サポートも充実しているので、転職エージェント検討の際には真っ先に候補に上がってくると言ってよいでしょう。リクルートエージェントと同様に総合型・大手の転職エージェントですが、その分転職検討者にとっては安心感のあるエージェントということができるでしょう。
パソナキャリア
人材派遣事業を手がけるパソナキャリアは、リクルートエージェント・dodaに比べると求人数は劣りますが、その分転職検討者、特に「キャリアアップを志向している」方へのサポートを徹底しています。
アピールポイントにも記載されいますが「年収UP率は67.1%」となっており、より良い条件での転職を実現するだけのマッチングサポートと、企業側への給与交渉への強さが見て取れます。
サントリーはもともと給与水準の高い企業ではありますが、さらに高い給与条件で働きたい、と考える場合はパパソナキャリアに頼るのがよいでしょう。
マイナビエージェント
マイナビエージェントは、ここまで紹介してきた転職エージェントに比べるとはっきり言って求人数では見劣りします。
ただし一点特徴があり、新卒採用メディアとしての「マイナビ」での企業との結びつきを生かし、第二新卒・既卒への求人紹介で強みを発揮することができます。ですので、左記に当てはまる方、もしくは20代でスキルにはまだちょっと自信はないが、早い段階での電通への転職を検討している…という方は、ぜひ活用してみてください。
まとめ
転職活動は、ひとりでは難しい部分、そして精神的にも苦しい部分があります。それは、難関企業への転職を検討する場合により一層顕著となります。ですので、転職サイトを一通り見た後は転職に関するプロである「転職エージェント」をうまく活用しながら進めるのが良いでしょう。
サントリーはこれからさらに海外事業にも取り組んでいく、非常に志の高い企業です。世界を見据えて仕事をする、その一方でカスタマー一人一人に飲料を届けるとという意義も感じられるでしょう。
ぜひ、いい形で選考に臨めるよう、頑張ってみてくださいね。